21日の練習後、今季も主将としてチームをけん引し続けた廣瀬浩二が最終節(明治安田J2第42節・札幌戦)を前に意気込みを語った。
「残留は絶望的だけど可能性がある以上最後まで戦い抜きます。そして一番大事なのは、僕らの周りには将来サッカー選手になりたいという子どもたちや、僕らを応援してくれるサポーターがたくさんいるということ。僕らは一試合たりとも無駄にできないし、こういうときに最後までしっかり戦える選手が大事なときに力を発揮できると思うんです。次の試合をしっかり闘い抜くことは自分自身の力になると思っています」
この日は土曜日とあって、いつもよりも多くのサポーターが練習場に駆けつけていた。そのサポーターに目をやりながら廣瀬がこう続ける。
「ああやって横断幕を出してくれて、最後まで応援しているよ、というメッセージを伝えてくれて本当に感謝の気持ちでいっぱいなんです。そういうサポーターがいるからこそ、僕らは一番きついときにあと一歩の足が出すことができる。そういうサポーターに最後にどういう姿を見せられるのか、それがすごく大事。できる限りのいい準備をして、今シーズンやってきたことをすべて出し切って終わりたいと思います」
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/11/22 07:00