2nd優勝と年間1位のかかった大一番を控えても、佐藤寿人は「ピリピリすることもなく、気分が高揚することもなく、普段どおりにやれている」と平常心だ。「最終節だけど、これが最後の試合ではない。最終戦は(12月)5日の試合にしたい」。次のステージを見据えながら最終節への準備を行っている。
そして、対戦相手の湘南を「非常にいいチーム」と評す佐藤は、「ピッチを広く使ってボールを動かせば相手のプレスを無力化できる。自分たち次第でスペースができる」と試合を展望し、アクションを起こしていく必要性を語った。
「ディフェンスラインは非常にコンパクトなので、動きを作っていかないとギャップは生まれない。動き続けることで少しずつ相手の集中したディフェンスラインにズレが生じてくると思う。前線でしっかりと動きを作って目線を変えていくことが大事になる」。佐藤はゴールを奪取するための具体的なプランを描いていた。
(広島担当 寺田弘幸)
2015/11/19 19:13