30日の前節(明治安田J1・1st第14節)・広島戦(0△0)では、60分間の出場に止まったものの、中盤で存在感のあるプレーを披露した石川俊輝。
そんな石川は試合前に、試合とは違った緊張感を持って、ある選手と対話をしていた。
その選手こそが佐藤寿人だ。湘南と広島。大宮ユースと千葉ユースの二人は、10もの年齢が離れていることを考えても接点はないように感じる。だが、ともに埼玉県の生まれで春日部大増サンライズFCというクラブチームの出身であることが判明。
石川は「初蹴りなどで会ったことはあったが、話したことはそこまで多くなかった。試合が終わってから挨拶に行こうと思っていたら、あちらから来てくれて。小さい頃に『得点を決めたときはチームメートに感謝しろよ』と言われた思い出があって、そのときから刺激をもらっていた。そういったところも変わりがなくて本当に尊敬できる人です」と、大先輩となる佐藤との秘話を語ってくれた。
(湘南担当 林遼平)
2015/06/02 20:41