他チームの結果に関係なく、勝利を収めれば昇格が決定するという状況で迎えるホーム最終戦(明治安田J2第41節)・大分戦。決戦を前にしても、家長昭博は「今季最後のホームだし、NACKでやれることを楽しみたい」といつもどおりの自然体を貫く。
一つ勝つことの難しさを痛感する試合が続いているが、背番号41は「1年間で見たら僕らの力の範囲内の結果だと思う。いまは勝ち点を積み重ねられていないけど、それが自分たちの力。もう1回しっかりチャレンジしていけたらいい」と現状を受け入れて前を向いている。
「最低限、当たり前にやることはあるけど、最後に決めるのは個人の力もある。結局は点を決めるか決められないかの問題になってくる。前の選手である僕としては得点に絡みたいし、チームとしてやるべきことは変わらないと思うので、みんなであらためて確認して、最後に責任を持って仕事ができればいい」
冷静に現状を受け止め、できる限りの準備を尽くす。大一番を前にしても、エースの流儀にブレはない。
(大宮担当 片村光博)
2015/11/13 19:52