残り2節となった明治安田J2で、残留争いから抜け出せないでいる京都。下畠翔吾はその現実に苦悩しているようで、「J2で残留争いをしてはいけないチームだと思っているし、応援してくれるサポーターに申し訳ない」と心のうちを吐露する。
京都U-18出身。クラブへの愛着は人一倍強い。「残留争いのことは、練習中でも常に頭のどこかにある。『甘さがあるんじゃないか?』とか、『残留を決めるために自分にできることは?』とか。こういう状況になったのは、間違いなく自分たちの責任。一人ひとりが責任感を持ってやらないといけない」。
14日の第41節・栃木戦は、引き分け以上で京都の残留が確定する。だが、下畠が求めているのは勝利のみだ。「勝ちにこだわる。引き分けることを考えれば、付け込まれてしまう」。栃木戦がタイムアップしたとき、プレッシャーから開放された晴れやかな笑顔を、下畠は見せてくれるだろうか。
(京都担当 川瀬太補)
2015/11/11 19:33