今節の明治安田J2第40節・金沢戦。C大阪は、前々節の讃岐戦(0△0)の布陣に戻して戦うことが濃厚だ。狙いについて、6日、パウロ・アウトゥオリ監督は、「選手たちには伝えてある。理解してくれていると思う」と多くは語らなかったが、「(J1昇格)プレーオフに向けて全選手がいい状態で臨めることが大事。チーム内での競争という側面もある」と話す。
さらに、「今季、形の上では2つを試してきた。ここから先も2つを使い分けていきたい」とし、「1つに絞って成熟させる方法もあるが?」との質問には、「モチベーションも含め、いろいろな要素がある。2つとも1年間かけてやってきたので、成熟させるという意味では、2つとも十分に時間をかけてきた」と説明した。
今節は丸橋祐介が大事を取って欠場濃厚となるなど、チームはJ1昇格プレーオフを見据えた中での戦いとなっているが、「1回勝たないとプレーオフ出場も確定しない」(橋本英郎)ことも事実。今節、勝利を掴むことで、まずはプレーオフ出場を確定させたい。
また、パウロ・アウトゥオリ監督は、今節でのキム・ジンヒョンの先発起用も明言。6日の全体練習後も最後までグラウンドに残って練習に励んだキム・ジンヒョンは、「大事なときに戻って来ることができた。自分にもプレッシャーはかかるけど、チームをもっと強くしたい責任感は強い」と試合に向けた意気込みを話した。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/11/06 18:53