シーズン最終盤を前に足踏みの続く大宮だが、明治安田J2第39節・長崎戦に向けたトレーニングでは選手間の意見交換が活発化し、迷いを振り切って前進する予兆も感じられる。苦境からの脱出を目指す中、播戸竜二はポジティブな声掛けでチームを盛り上げていた。
百戦錬磨の背番号11は、終盤戦の心構えを説く。
「残り4試合で後ろも詰まってきて、一人ひとりがプレッシャーを感じてバタバタしてくる。ただ、そういうときにどう戦えるか、どうやっていけるか。それが強さだと思う。あまりネガティブにならず、『俺が決めてやる』、『俺がチームを勝たせる』という気持ちを一人ひとりがもっと持てば、全然問題ない」
ラスト数試合で追われる立場にあるという経験はなかなかできるものではない。「しっかり自分と向き合って、現状を受け入れて、その中で楽しむ。『結果を残すのは自分や』という強い気持ちを持ってやっていけばいい」(播戸)。ブレないメンタルでNACK5スタジム大宮に歓喜をもたらしたい。
(大宮担当 片村光博)
2015/10/31 14:13