前節(明治安田J1・2nd第15節)・鹿島戦の87分のこと。今季、いまだリーグ戦での出場がなかった広瀬健太がピッチに登場した。今季唯一の大卒ルーキーは「ベンチにいるときから正直、緊張していました」とホームデビュー戦を振り返る。「やっぱり実際に立ってみるとだいぶ雰囲気が違って、一つひとつのプレーの責任、大きさを感じた。でも、それを経験できたことは一歩、ステップアップできたと思います」と、今季初の経験がまた一つ成長への糧となったようだ。
鹿島戦では、大学時代にやっていたCBではなくボランチでプレー。「最近はボランチに楽しさも持っているし、手ごたえもある」と、練習から自信を持ってプレーしていることが感じられる。
リーグ戦も残り2試合。「一つでも多くの試合に絡めるように練習からぶつかって、いつでも出られる準備をしたい」と広瀬。新たなスタートを切ったルーキーの今後に期待したい。
(湘南担当 林遼平)
2015/10/31 07:00