神戸は10日、ナビスコカップ準決勝・第2戦、鹿島戦へ向けて最終調整。この日は、主力選手に複数の負傷者が出ていることが明るみになった。ただ、ホームでの第1戦に1-2で敗れ、公式戦5連敗を喫しているいま、この一戦に勝利しなければならないことに変わりはなく、選手たちは必勝の準備に力を込めた。
今季は、負傷者や出場停止選手が多くいた相手、ターンオーバーした相手に、一敗地にまみれた経験がある。逆に言えば、離脱者が多くても、勝利を手繰り寄せる力が必要ということだ。この時期は総力戦になるのは常であり、組織の熟成度が結果を得るための重要過ぎるファクター。チームの積み上げを測る一戦ともいえる。
第2戦を前に、選手のモチベーションに陰りはなかった。三原雅俊が「勝つしかない。思い切りやる」と話せば、田中英雄は「リーグ戦で思うような結果が出ていない中で、意地を見せないといけない試合」であることを強調し、岩波拓也は「俺がセットプレーで点を取る」と剛毅だ。その熱いメンタリティーは、最高のパフォーマンスへ向けて強く高まっていた。
(神戸担当 小野慶太)
2015/10/11 07:00