現役時代、札幌でプレー経験もある森下仁志監督にとって天皇杯3回戦札幌戦は古巣との一戦。しかし、森下監督自身は「何回か対戦もしているし、そんなに意識はない」と話している。ただ、そんな森下監督にとって札幌の四方田修平監督は順天堂大学サッカー部の後輩。年齢は同じだが学年では一つ上の森下監督にとっては指揮官として後輩とピッチで戦うことになった。
四方田監督について森下監督は「ヨモはすごく真面目」と人物像について話した。四方田監督と言えば、日本が初めてW杯に出場したフランス大会で分析担当だった人物。「(分析に長けていないと)あれだけ育成、ユースを強くしてトップの監督も任されるっていう風にはならない。こういう場所で一緒に戦えるのはうれしいことだし、楽しみ」と再会を心待ちにしている様子だった。それでも、「指導者としては僕よりも全然、キャリアがある。僕の方がチャレンジャーですよ」と指導者としては先輩となる四方田監督に胸を借りるつもりのようだった。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2015/10/11 15:23