今節(明治安田J2第36節)で対戦するC大阪が古巣という選手は、前田和哉、井上翔太、小松塁の3選手がいて、それぞれが思いを胸に燃えているのだが、中でも強い言葉を口にしたのが井上だった。
「キンチョウでとりたい!」
と、言っても“蚊取り”ではなく、2試合連続ゴールのこと。前節の横浜FC戦(3○1)で6試合ぶりに得点を挙げて生まれた勢いを、キンチョウスタジアムでの古巣戦にもつなげて勝利につなげたいとの思いからだ。ただ、簡単ではないことも承知している。
「セレッソの選手の個の力は高いので、守備に回る時間が長くなることは予測できる。だから粘り強く守ることがまずは必要。すごくしんどい試合になるとは思うが、どうしても勝ちたい」
加えておくと、井上にとってはC大阪の個の力だけが“しんどい”理由ではない。これまでになかったアレルギー症状がここに来て発症して鼻づまりに苦しんでいるのだ。十分に“チーン”して、キンチョウのピッチに立ってほしい。
(北九州担当 島田徹)
2015/10/08 16:41