前節の千葉戦(0●1)、前々節の横浜FC戦(1●2)で自らに訪れたそれぞれ複数の決定機を逸してしまった西田剛。
チームの連敗による責任をひとり感じてか、前節の試合後には「今日は落ち込みます…」と大きく肩を落としていたが、7日の練習後にその口から出てきたのは「キャプテンマークを巻いた18番(西田自身)が決めれば良いだけ」という言葉。表情もいつもの“元気印”の明るいモノに戻っていた。
その大きな要因となったのはスカパー!磐田オフィシャル番組内でのジェイ特集を観たこと。「インタビューの中で、ジェイがアーセナルの下部組織にいたとき、ティエリ・アンリが『ゴールを外してしまっても、それは次のゴールが近づいているということ。気にせず次を考えよう』とアドバイスをしたと言っていた」。世界的ストライカーの言葉を自らの立場に置き換え、「前向きに考えれるようになった」と落ち込んだ気持ちを一気に吹っ飛ばしていた。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/10/08 15:08