広島には現在5戦勝ちなし、だけではない。
振り返ると、13年の第4節(0●4)は、開幕から4戦勝ちなしでサポーターの怒りが爆発。選手バスを取り囲む事態となった。14年の第30節(1●3)では佐藤寿人に11年連続二ケタ得点となるゴールを決められた。今季に至っては、1st第7節(0●2)では千葉和彦の先制ゴールが、広島のJ1通算1000ゴールというメモリアルゴールとなった。アウェイのEスタで『1000』の人文字を見せつけられたという屈辱のゴールだ。
試合内容もさることながら、広島戦には何かが起こる。悪い意味で。
佐藤は中山雅史氏の持つJ1通算157ゴールという記録まであと1ゴールと迫っている。田坂和昭監督も現役時代にC大阪の選手としてともにプレーをしており、「試合に出られなくて努力している姿を、いまでも覚えている」と現在の活躍の原点を見ている。
それでも、勝負は勝負。今節・広島戦、佐藤に決められるのは避けなければいけない。悲劇は1年に1度でいい。
(清水担当 田中芳樹)
2015/09/24 08:01