昨季は特別指定選手として登録され、今季より阪南大から大宮に正式加入した泉澤仁。吸い付くようなボールタッチと滑らかな重心移動、そして抜群のスピードで相手を手球に取るドリブラーだ。
ここまで先発組に入る機会には恵まれていないが、自身の武器が通用するという手ごたえは得ており、「前を向いてボールをもらったときの仕掛けや、スピードの部分では通用すると思った。そこをJ1でどれだけやれるかということが楽しみで、早くやりたいという思い」と開幕を心待ちにしている。また、細かい連係プレーもお手の物で、「自分の持っているアイディアを生かして、周りと良いコンビネーションを見せていければいい」と自信を見せた。
特に攻撃で自主性を重視する大熊清監督の下では、個人で打開できる能力を持つ泉澤は重宝されるはず。得意とする左サイドにはチョ・ヨンチョルという高い壁が存在するが、まずは攻撃の切り札として存在感を高めていきたいところだ。
(大宮担当 片村光博)
2014/02/26 08:10