明治安田J1・2nd第10節清水戦(0△0)では15試合ぶりに完封試合を達成した鳥栖。好セーブを見せ、大きく貢献した林彰洋も「守備は7失点のあとだったのでより相手に対応できるようにしなければいけなかった。その中で守備での粘りというのは良かったと思います」と安堵感にも似た雰囲気で久々の完封について話していた。
次節は年間順位と2ndステージで首位に立つ広島が相手だが現在、中山雅史の持つJ1最多得点記録の157得点にあと1に迫る佐藤寿人の記録更新にも注目が集まる。どんな相手でも完封を目指すGKにとっては絶対に眼前で達成されるわけにはいかない記録だが林は「寿人さんには毎年、脅かされていますし、決められないようにしたい。良い選手だからこそ、止めたいなと思います」と意気込みを語る。偉大なストライカーを封じ込め、「攻撃にうまくつなげられるようにしたい」と話すように前節、課題を残した守備から攻撃への好循環をうながしていく。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2015/09/16 07:00