5日に行われる天皇杯の2回戦に向けて、広島は自分たちにフォーカスして準備を行ってきた。「選手たちには自分たち次第としか言っていない」と森保一監督。天皇杯の初戦は「毎回、難関になっている」(森保監督)だけにピリッと引き締まったムードに包まれている。
大学生が相手となるが、森保監督は「われわれがうまく試合を運べば、昨日の日本対カンボジアのような試合みたいになると思う。相手が固めてくれば、そう簡単にはいかない」と3日に行われたW杯予選の一戦を引き合いに出し、我慢強く戦うことの重要性を説いた。「我慢強く、根気強くやることを選手たちには話している。先制点がうまく取れれば理想的ですけど、相手が疲れてきた時に仕留める展開でもいい。代表の試合もきれいに入った得点ではなかった。泥臭く、まずは相手を1点でも上回れるようにしたい」。
広島には日本対カンボジアの一戦が良き教材となっている様子だ。
(広島担当 寺田弘幸)
2015/09/04 18:32