8月15日の明治安田J2第29節・栃木戦(1●2)から、横浜FCは[3−4−2−1]の新システムで戦っている。3試合が経過し、先日の天皇杯1回戦・tonan前橋戦(3○0)では勝利という結果を得て、選手たちも「守備で役割がハッキリしてやりやすくなっている」と手ごたえを感じている。ただその一方、前線では従来の[4−4−2]よりも攻撃的なポジションの枠が一枚少なくなり、ここまで20試合に先発し、常にサブには入り続けてきた小野瀬康介が、天皇杯1回戦ではベンチからも外れた。規定でサブの枠が5枚と少なかったことが響いたが、「監督が選んだ中に入れなかったことには変わりない」と、小野瀬は悔しさを露わにした。
そのせいか今週の小野瀬は一味違う。今日の練習のミニゲームでは後ろにポジションを取り、ボールを奪って前に出て行く迫力あるプレーを何度も披露。「(守備は)僕に足りないところでもあるので、厳しく行った。自信を持ってやれているので、あとは時間の問題だと思う」と好調をアピールし、「スタメン? あさってをお楽しみに」と、不敵に笑みを浮かべた。
(横浜FC担当 芥川和久)
2015/09/04 13:21