「あまり兄弟だと意識するのは嫌なので。変に兄貴だからじゃなくて、一人のチームメートとして間違いなく大事な戦力だと思う」。そう冷静に語ったのは、弟の高木大輔である。意識し過ぎて普段のプレーを出せなくなることを警戒しているのだろう。
ただ、兄・高木善朗の移籍後初スタメンが濃厚なだけに、普段より長い”共演時間”のなかで結果への期待は大きい。それは、本人も感じているようで、「アベックゴールは一回は絶対したい。兄貴二人はバカみたいにしていたので。ここまでするかっていうくらいしていた。チャンスは絶対にあると思う」と高木大。「善朗はFKも蹴れるから、ぽろっと取ってしまったらプレッシャーを感じるのかなと思いつつ、でも自分が前節(明治安田J2第29節・徳島戦/0●1)出ていない分、早めに先制点であったり点を取ったりすることで、さらに乗っていけるかなと思う」と力を込めた。
(東京V担当 石原遼一)
2015/08/22 17:49