FW興梠慎三が第30節・鹿島戦に向けて意気込みを語った。2012年まで鹿島に在籍し、今回が自身4度目、カシマスタジアムでは2度目の古巣対決となる興梠。「特に意識はしていない。精神的にいまは特に変わらない」としたものの、「スタジアムに着いたら気持ちも昂るかも」と、やはりほかの試合とは異なる様子だった。
ホームの鹿島戦は2試合いずれもゴールを決めているが、昨季のアウェイでの試合(第29節/2○1)はチームが勝利する中で唯一と言っていいほど低調なパフォーマンスに終わっていた。それだけに「今回は冷静にやれれば。自分が点を取って勝てればいい。でもそこまで自分のゴールにこだわりすぎず、チームのために走って、その結果、自分で得点できれば」と普段どおりのプレーを心がけている。
「個人的に楽しみにしていた一戦だし、自分がどれだけやれるか楽しみ」としながら、ブーイングについては「歓迎ではない」と言い、笑顔で去っていった興梠。鹿島サポーターにブーイングを受けようとも、浦和サポーターを歓喜に包むプレーを見せることはできるか。
(浦和担当 菊地正典)
2014/10/25 19:33