東アジア杯に日本代表として参加していた藤田直之。韓国戦で先発出場を果たし、日本代表での初キャップも記録した。出場した韓国戦では鳥栖のチームメートでもあるキム・ミヌとも対戦したが、2人は鳥栖に同期入団した間柄でもある。「クラブハウスもなくて、練習着やスパイクを自分で持って帰ったりしていたころから考えるとすごいですよね。感慨深いです」と入団当時からともに歩んできた仲間との代表での対峙は特別なものだったようだ。
担当記者としては試合後に両者がユニフォーム交換をするのか気になっていたが、中継映像を見る限りは行っていなかった。
そのことをあらためて聞いてみると、
「交換したかったんですけど、俺のユニフォームなんてそんなに数がないだろうからユニフォーム交換って簡単にしてもいいのかわからなくて…(自分の)ユニフォームってもらえるんですよね? 貴重だからいまのうちにもらっておかないと(笑)」
初めての代表で勝手がわからなかったことが原因だったようだ。何とも初々しい藤田キャプテンだったのでした。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2015/08/14 16:35