今週、ジェイとは違う理由で“マスク”を着用しているのは藤田義明。
この夏、プレー中の激しいコンタクトですでに顔面を3度強打しており、「予防のために」と練習でフェースガードをつけている。
3度の負傷では左頬、歯、鼻(鼻骨骨折)とそれぞれ別の箇所を強打。それでも本人は「試合になると“スイッチ”が入ってしまうので(笑)」と臆する様子はない。
むしろ、守備面で好感触を得ているという。「相手より先にボールに触ることは監督に常に要求されている。(コンタクトプレーで)相手が来ていると分かっていて、以前なら止まってしまっていた場面もあったかもしれないし、その意味では“前への意識”は去年よりも強いかもしれない」。
負傷を美化するつもりはないが、度重なるアクシデントは、“勇者”の証でもある。
今季はここまで24試合に出場。武骨なCBが、磐田の守備を支えている。
(磐田担当 南間健治)
2015/08/07 10:50