5月下旬の練習試合で左膝内側じん帯を負傷し、戦列を離れていた森本良が全体練習に復帰。対人練習も含め最後までメニューをこなした。「2ヶ月もプレーできないのはプロになって初めてでキツかった」と振り返るが、そこは持ち前のポジティブ思考で「ケガしたときだからこそできることもある」と筋トレを強化。もともとマッチョではあったが、ケガ前よりも逞しさの増したボディはプロレスラー並だ。
ケガの間にチームは4連続無失点試合をしたかと思えば、ここ3試合は大量失点を喫している。フェリペがレンタルでいなくなり、渡辺匠が負傷し、CBの駒が足りない状況に、パワーアップした森本の復帰は頼もしいところ。「リハビリしている間、みんなが気を使って声をかけてくれた。今チームが苦しい状況なので、そのぶん僕が力になりたい」と、支えてくれた仲間のためにチームへの貢献を誓った。
(横浜FC担当 芥川和久)
2015/07/30 07:00