21日、鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督が解任され、石井正忠コーチの新監督就任がクラブから発表された。セレーゾ体制3年目の今季、クラブとしてはタイトル獲得を最大の目標として1年をスタートさせたが、ACLのグループリーグ敗退にはじまり、リーグ戦でも明治安田J1・1stステージを6勝4分7敗。勝ち点22にとどまり、首位の浦和に勝ち点19もの大差を付けられていた。
巻き返しを図るべく臨んだ2ndステージでも下位3チームとの対戦を1勝1分1敗。内容的にも見るべきものが少なかったことから、今回の人事に踏み切った。鹿島がシーズン途中で監督を解任するのは、99年のゼ・マリオ以来二度目のこと。この日の練習から石井新監督が指揮を執り、週末のJ1・2nd第4節・FC東京戦での勝利を目指すこととなった。
(鹿島担当 田中滋)
2015/07/21 19:57