6月1日の田坂和昭前監督解任後、監督代行兼強化育成部長として4戦にわたり指揮を執り、3分1敗。現在単独最下位で、一戦でも早く勝ち点3を積み上げなくてはならない状況でいまだ結果は出ていないが、「チーム状態は上向きで選手たちも意欲的に取り組んでいる」と青野浩志社長が判断した。
3人の候補者と接触した新監督の人選は難航し、最終的に6月30日まで粘ったがついに合意に至らず、クラブ在籍16年目の柳田監督がチームを託された。これまでの監督代行という立場とは違い、指揮官自身も退路を断つ覚悟でテクニカルエリアに立つことになる。
「これまでにハンベルガー監督、ファンボ監督、シャムスカ監督、ポポヴィッチ監督らの下で指導を経験してきたなかで、自分が得たもの、また自分のサッカー観も含めチームに還元していきたい」と柳田監督。
4日の明治安田J2第21節・C大阪戦が初陣となる。反抗の狼煙を上げたい。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/07/03 07:00