2日、長谷川アーリアジャスールが7月5日付けでレアル・サラゴサ(スペイン)へ完全移籍することがクラブより発表された。クラブを通じて長谷川は、「このタイミングでの移籍は本当に悩みましたが、小さいころからの夢であった海外へのチャンスを頂いたので挑戦したいと思い決断しました。J1昇格という目標を一緒には達成できませんがスペインからずっと応援したいと思います」とコメントを寄せた。サラゴサの指揮官は、長谷川のFC東京、C大阪での恩師でもあるランコ・ポポヴィッチ監督。サラゴサは、今季はスペイン2部で6位となり、惜しくも昇格プレーオフで敗れて1部昇格を逃していた。
一方で、2日の練習場には新たな外国籍選手の姿があった。名前はツェザリ・ヴィルク。2014-15シーズンはリーガ・エスパニョーラ1部のデポルティーボ・ラ・コルーニャに所属していた29歳のポーランド人選手だ。強化部によると、ヴィルクのポジションは「ボランチ。デポルティーボとの契約は切れており、まずは練習生という形で合流する」とのこと。ヴィルクはポーランド代表の経歴もあり、豊富な運動量とボール奪取に長けた選手、という触れ込みだ。
また、1日には、丸岡満のドルトムントへの期限付き移籍が1年間延長されたことも発表されている(2016年6月30日まで)。この件に関し、大熊清強化部長は、「本人が(ドルトムントで)やりたいからやれる、という(甘い)世界でもないが、中途半端な気持ちで戻るより、もう一年勝負する、ということ。このタイミングでセレッソに戻ってきても出番がある保障もない。ただ、いつまでもフラフラさせるわけにもいかない。次の1年が終われば、買い取りか戻るか、という決断になる可能性は高い」と話している。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/07/02 20:47