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　前節（明治安田J2第19節・京都戦／2○1）、シュートをファンブルしたボールの対応でDF中野洋司と衝突し、途中退場を余儀なくされたGK桜井繁だが、精密検査の結果は問題なし、今週のトレーニングでは元気な姿を見せた。

　あのシーンを桜井はこう振り返る。

「あの日は雨でピッチがスリッピーだったし、相手の大黒（将志）選手は抜け目なくシュートのこぼれ球などを狙っている選手だから、CBの二人には『とにかく詰めてくれ』と試合前に何度も伝えていたんです。ケガでプレーできなくなったのは予定外ですけど、予定通り注意していたことは実行できた。（中野）洋司がよく詰めてくれたと思います」

　このシーンは同時に大黒も詰めており、間一髪難を逃れたファインプレーでもあった。

　そして今節（J2第20節・C大阪戦）の相手の前線には玉田圭司がおり、桜井は「また雨予報だし、同じような注意が必要な選手。僕がファンブルしたイメージもあると思う。細心の注意で臨みますよ」と気を引き締めていた。