昨季も、そして攻勢に転じた今も、チームの好調の要因の一つとして忘れてはならないのが控え選手の意識の高さだ。彼らの練習での高い本気度がレギュラー陣を良い形で刺激。それによってチーム力が底上げされているのだ。そんな控え選手の一人が寺岡真弘。
今季の明治安田J2第6節の讃岐戦(2○0)から第14節の横浜FC戦(0●1)まで9試合連続で先発を果たしたが、15節以降はサブに回った。しかし、下を向いてはいない。
「この1ヶ月は、前に出てボールを奪いに行く守備を意識している。最初は(相手に)入れ替わられる(=抜かれる)こともあったが、タイミングなどを修正してうまく行くようになった。そこでボールを奪えれば良い攻撃にもつながるから、これからも継続したい」
前に向かって出る守備は実は寺岡の持ち味の一つ。ただ、先発時には慎重になり過ぎてそれを表現できていなかったのだ。『自分』を取り戻すことでチャンスが再び訪れるはずだ。
(北九州担当 島田徹)
2015/06/18 15:57