前節の讃岐戦(2○1)で前田和哉が負傷退場。深刻なけがではないが全体練習への参加を調整しているときに、主力組のCBに入ってプレーすることが多かったのが市川恵多だった。仮に第6節の長崎戦に先発することになれば、市川にとって今季初出場となる。
その市川がよく行動をともにしているのが自らと同じCBのポジションを務める寺岡真弘だ。今季新加入の寺岡は市川の一つ年下となる後輩。「年が近いしポジションも同じということで、気が合うんですよね」と言う市川だが、いつも一緒にいる理由はほかにもあるそうだ。
「これはテラ(寺岡)には言っていないけど、いろいろと盗みたいと思って。アイツは大学(関西大)のときからユニバーシアード代表の活躍で有名だったし、実際に選手として良い部分をたくさん持っているから。先輩、後輩は関係なく、良いモノは吸収していかないと」。これぞ切磋琢磨。二人がそろって公式戦のピッチに立ったときには「あ・うんの呼吸」に注目だ。
(北九州担当 島田徹)
2014/04/03 17:57