横浜FMのDF天野貴史がリーグ戦出場を目指して奮起している。今季ここまではなかなか出場機会に恵まれず、明治安田J1リーグ戦出場は0分。Jリーグヤマザキナビスコカップは2試合にフル出場しているが、持ち味の攻撃力を出せずじまいに終わった。
エリク・モンバエルツ監督はSBに対してまず守備力を求める考えがあり、守備よりも攻撃を長所とする天野貴は悩みながらも日々のトレーニングに取り組んでいる。13日のFC東京との練習試合(1●2)では無難に守備をこなし、右サイドを駆け上がる。なかなかボールが回ってこない展開だったが、天野貴は「今日は何度もオーバーラップできたことが良かった」とポジティブに捉えた。「アデ(アデミウソン)が何度も『アマ、グッド』ってやってくれた(笑)」と普段は主力組と控え組で分かれてしまうブラジル人アタッカーとのコンビに自信を深めたようだ。
現在は控えという立場ながらも笑みを絶やさず懸命に走る天野貴に、チャンスは訪れるか。
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2015/06/13 19:45