横浜FMのエリク・モンバエルツ監督は、MF中村俊輔を組み込んだチーム作りが次のステップに進むことを明らかにした。
明治安田J1・2ndステージ開幕から4試合連続でボランチとして先発出場した中村は、持ち味のテクニックを生かしてポゼッション率向上に大きく貢献。一方で1stステージ好調時にチームが見せていたボールを奪ってから手数をかけない攻撃は減少した。
それについて指揮官は「良いバランスが必要になる」と慎重に言葉を選ぶ。まずは負傷を繰り返して長期離脱していた中村が「一つ目のステップとして運動量を取り戻さなければいけなかった」と明かし、今後は「ボールをしっかり回し、その上で前への速い連動したプレーを求めていく」と明言した。異なるスタイルの狭間で揺れる横浜FMと中村は、どのような最適解を見つけ出すのだろうか。
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2015/07/27 19:47