辻尾真二は13年、大分に所属していた。
「ちょうどJ1に上がった年で、本当に勝てなかった。僕自身もけがが多くてチームの力になれなかった。すごく歯がゆい思いをした1年だった」
今節は、その古巣・大分をホームに迎える。前節は磐田に「コテンパンにやられた」だけに、「その後は大事な試合になる」。大分は監督解任後2試合目となるが、辻尾は「田坂(和昭)さんのときに試合をしたかった。監督が交代してかなりビックリした」と話す。
「降格圏内にいるチームに勝ち点を与えたくない」(森下仁之監督)のは金沢の総意のはずだ。そのためにも辻尾の右足から放たれるFKには期待が懸かる。
金沢の背番号15は「もちろん結果にはこだわってやっている。古巣は関係なく、ここ最近点が取れていないし、ホームでやるので勝ち点3が取れるように、自分の持てる力をすべて出したい」と意気込んだ。
(金沢担当 野中拓也)
2015/06/11 17:38