目下のテーマは「黒子に徹すること」。明治安田J1・1st第12節・FC東京戦(4○1)後も「黒子に徹することも多くなる」と話していた柏木陽介が、J1・1st第13節・鹿島戦の2日前のこの日、改めて“黒子”であることの重要性を語った。
「今はしっかり後ろからつないでいるだけでチームがうまくいく。バランス良く守備をやれるところはして、あとはボールを取られないように自分たちがケアしながら良いパスを供給することが重要」と話した柏木。ボランチの楽しさを再確認してきたかと問われると「もっと攻撃に絡んだ方が楽しいよ」と笑ったが、黒子となることが「チームの中で必要なこと」であり、「一人ひとりがやるべきことをしっかりやれば、勝利につながる」と理解している。
シャドーとして多くのゴールを演出してきた昨季までとは異なるが、守備でチームに貢献すると同時に後方からのパスで攻撃をコントロールしている。その重要性は何ら変わることはなく、鹿島戦もチームのためにプレーするはずだ。
(浦和担当 菊地正典)
2015/05/21 20:51