ゴールはケチャップみたいなもの——。
21日の練習後に、栃木はケチャップ待ちか? と声をかけると、小野寺達也は、
「まあ、そうですね(笑)。最後だけですね」
と答えてくれた。
栃木は3試合連続でスコアレスドローとゴールから遠ざかっている。とはいえ、内容は上々。この3試合もチャンスは数多く作れている。
「チャンスがなくて点がとれていないのならば問題ですけど、チャンスは作れているので、正直そこでナーバスになり過ぎても、と思います。ゴールが入るときは入るし、入らないときは入らない。それよりもチャンスの数を増やすことに重点を置いて、あとはシュートを打つ選手の判断の精度を上げるとか、個人的にはシュートを打つ選手に選択肢を与えられるプレーをするとか、考えてやりたいです」
一つゴールが生まれればドバドバっといくのでは? と振ってみると、
「そうですね、そう願っています(笑)」
と、小野寺はナーバスさの欠片も感じさせなかった。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/05/21 20:47