20日のACL決勝トーナメント1回戦で相まみえるG大阪とFCソウル。
「懐かしい相手」と話すのは2009年のプロデビュー戦でFCソウルと対峙した宇佐美貴史だ。当時、ACLグループステージの最終節で初先発した宇佐美は記念すべきプロ初ゴールも奪っている。宇佐美にとっては6年間の成長を見せつけるべき相手だが、FCソウルにもG大阪に縁を持つ男がいる。
コロンビア代表歴を持ち、ブラジルのサントスで背番号10を背負ったモリーナだ。
2010年のACL決勝トーナメント1回戦でG大阪のアジア制覇の夢を打ち砕いたのが当時、城南一和に所属していたモリーナ。0対3で完敗したこの一戦でモリーナは2点を叩き出している。グループステージの最終節で鹿島からも得点を奪った元コロンビア代表について長谷川健太監督も「全盛期ほどではないかもしれないが、一発のキレやプレーの精度がある。試合に出て来たら警戒しないといけない」と話す。ピッチ内で交錯するさまざまな因縁にも注目だ。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/05/18 20:01