C大阪にとって今節の長崎戦は、前節の北九州戦(3○0)でつかんだチーム一丸の雰囲気をさらに大きくするために、重要な一戦となる。また、長崎には黒木聖仁、石神直哉、高橋祐太郎と元C大阪勢が多数在籍しており、彼らとの対峙も見どころの一つだ。
黒木について山口蛍は、「キャプテンマークも巻いているし、金髪やし。(試合前に2人でコイントスをすることになれば)軽く頭を叩いてやりますよ(笑)」と、キャラクターの変化にツッコミを入れつつ、「(対戦することになれば)楽しみです」とピッチでの“再会”に闘志を抱く。
黒木がキャプテンマークを巻いていることについては、扇原貴宏も、「それは何かの間違いじゃないですか(笑)。プレーでは引っ張るけど、そういうタイプではなかった」と驚きを隠せない。ただし、「聖仁くんはうまかった。両足で蹴れて、技術がしっかりしている。長崎の中盤で重要な役割を担っていると思う」と、C大阪在籍時には同じ中盤のプレーヤーとして鎬を削った相手へのリスペクトの気持ちも語った。
今季、C大阪としては長崎からのレンタルバックも黒木に打診したが、「試合に出たい」という本人の強い意向で長崎への完全移籍が決まった経緯もある。並々ならぬ決意でキンチョウスタジアムのピッチに立つであろう黒木と、山口、扇原との同世代中盤対決は楽しみだ。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/05/15 15:37