「良いクロスよ来い!」と切実に念じつつ、シュート練習の順番を待つ伊藤槙人(中央)
練習生としてキャンプから参加し、3/5に正式契約を結んだ大卒ルーキー伊藤槙人が前節(明治安田J2第10節)・熊本戦(4○0)で初出場を果たした。「相手が放り込んできていて、(出番が)来るんじゃないかと準備はしていたけど、いざ呼ばれると緊張した」という。同じく練習生から選手になった能登正人、河津良一からは「おめでとう」と連絡があったというが、「これで満足せず、もっと上を目指していきたい。ここがスタートライン。もっとアピールして、次も使われるようにしたい」と、興奮気味に語った。
「ヘディングの強さが僕のアピールポイント」という伊藤。今日(5月1日)のトレーニングの最後にはクロスをダイレクトで決めた選手から上がる『決め抜け』でシュート練習が行われたが、見事に低めのクロスにダイビングヘッドを決めて一番乗り。そして猛ダッシュでクラブハウスに引き上げて行った。聞けば「練習中ずっとお腹が痛かったんです(笑)」とか。“どうしても決めなければならない場面”で決める、その勝負強さもきっと関塚隆監督にアピールしたに違いない。
(千葉担当 芥川和久)
2015/05/01 20:57