兵働昭弘が今季限りでの引退を発表した熊本の北嶋秀朗について語った。
兵働にとって北嶋はプロ1年目を清水でともに過ごした先輩。「同じ千葉県出身ということで気にかけてくれて、食事につれていってもらったり、風呂にも行ったし、サッカーのこともいろいろ教えてもらった」と兵働は北嶋に感謝しきり。「僕としては市船のときから見ていたスーパースターだった」とかつては遠い存在だったが、「サッカーもプライベートも本当にお世話になった」。
奇しくも北嶋が引退を発表した最初の試合が千葉戦。そのめぐり合わせについて兵働は「引退は残念だけど、発表があって最初の試合なことは僕にとって幸せなこと。発表があった段階でもう戦えないというのは悔しいし、試合がやれること、しかも発表があって一発目というのはうれしい」と喜んだ。
ただ、「それと勝負とはまったく別」と笑顔で一言。感傷的な気持ちは胸にしまって、ひとまずは勝負に徹する。
(千葉担当 菊地正典)
2013/10/18 20:47