明治安田J1・1st第4節・清水戦(2○1)で逆転勝利を果たした仙台。「特に前半は自分達の試合内容が悪かったのですが、悪いなりに1失点で抑えて、ハーフタイムに切り替えられたことが大きかった」と、石川直樹(写真左)はこの苦しかった一戦を振り返った。「先制されてから失点を重ねた名古屋戦(Jリーグヤマザキナビスコカップ第2節/2●3)の反省が生かせましたし、今回の経験も今後の試合に生かさなければ」と前を向く。
試合終了のホイッスルが鳴ったときに、石川直は近くにいた選手たちと歓喜の輪を組んだ。最初にできた7人の輪は、偶然にもボランチより後ろの7人だった。「あとで気付いたのですが、自然と守備陣が集まっていました。苦しい時間も1失点で切り抜けて、決勝点をDFのナベ(渡部博文)が取ったこともあったかもしれないのですが……気が付いたら自然と輪ができたんです」。その後、この輪には野沢拓也らが次々と加わり、広がっていった。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/04/07 18:58