[4-4-2]をベースシステムとする大宮だが、21日の練習試合・栃木戦ではアンカーを置く相手に対して守備がうまく機能しなかったため、「[4-4-1-1]でプレッシャーを掛けていけば取れる」(渋谷洋樹監督)という判断の下、途中からFWのうち一人を下げる[4-4-1-1]のような形に変更した。週明けの練習でも同様の形を継続しながら、開幕に向けての熟成を進めており、下がり目に位置するFWには25日の段階で富山貴光と播戸竜二が入っている。
富山は自身の役割について「2トップのときとあまり変わりはないけど、どちらかというと僕がボランチを見ることが多くなる」と語る。また、攻撃面では「一つ下に選手を置くということは、ポゼッションしたいという意向もあるだろうし、そこでボールを収めて展開できれば自分のプレーの幅も広がる」と認識し、意欲的に取り組んでいる。
あくまでマイナーチェンジではあるが、チームとしての対応力アップにつながるトライになりそうだ。
(大宮担当 片村光博)
2015/02/25 19:25