仙台は、このオフに多くの選手が入れ替わった。昨季途中から渡邉晋監督のもとで組織を再構築しているところ。「35日間、一緒にトレーニングする中で、新しい選手とのコンビネーションが深まっている印象があります」と菅井直樹は実感している。ルーキー・茂木駿佑と組むことも多い右サイドでも、「彼が持ち味を出せるようになるべく自由にやってもらっているし、僕がおとりになることで茂木がのびのびプレーできるような場面も作れたのは良かった」とこれまでの練習試合を振り返った。
2003年に仙台に加入した菅井は、今季でプロ13年目。その彼にとっても、連係面だけでなく、個人としてのコンディション調整に今季は大きな手ごたえを得ているようで、ここまでは負傷で長期離脱することなく練習を続けている。「もう歳も歳なので頑張りすぎず、加減をして、うまく調整しています」とのことだが、練習試合では攻守ともに球際での争いなどで果敢にプレーする姿が目立っている。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/02/25 19:16