
現在の形で05年に正式スタートしてから10回目となるクラブW杯は、去年に引き続きアフリカのモロッコで開催される。過去の大会ではほとんど欧州と南米のクラブにより決勝が行われてきたが、10年にアフリカ王者のマゼンベ(コンゴ民主共和国)が決勝に進出し、前回は開催国リーグ王者のラジャ・カサブランカ(モロッコ)がファイナリストに。開幕戦から母国の熱い応援をバックに鮮烈なインパクトを残した。今回も欧州と南米の王者を相手にジャイアントキリングを起こすクラブが現れる注目されるが、欧州王者のレアル・マドリー(スペイン)は世界で最もハイレベルな大会と広く認められるCLを、南米王者のサン・ロレンソ(アルゼンチン)は非常にタフなリベルタドーレス杯を勝ち上がっており、クラブ世界一の座を獲得する資格は十分に備わっている。
昨季のCLで10回目の優勝を達成したレアル・マドリーは13年バロンドール(世界最優秀選手)のクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、キラ星のごときワールドクラスをそろえるが、彼らをチームとしてまとめるアンチェロッティ監督の手腕抜きに、欧州王者の強さは語れない。今季もスペインリーグとCLで圧倒的な戦いぶりを披露しており、万全の状態で唯一手にしていないクラブW杯のタイトル獲得を狙う。
”エル・シクロン”こと南米王者のサン・ロレンソはローマ法王フランシスコ1世が愛するクラブとしても知られる。リベルトドーレス杯の決勝ではパラグアイのナシオナルとの激戦の末に初優勝を果たした。33歳の司令塔ロマニョーリを中心に一体感があり、どこからでも得点できる攻撃が魅力だ。前回の準優勝ラジャ・カサブランカから、国内リーグタイトルを奪還して出場権を得たマグレブ・テトゥアン(モロッコ)にはライバルに負けない躍進が期待されるが、開幕戦で戦うオセアニア王者のオークランド・シティ(ニュージーランド)は4大会連続の参戦となり、スペイン人のトリビュリエッチ監督の率いるチームは大会を重ねるごとに経験値を増している。その勝者と戦うアフリカ王者セティフ(アルジェリア)は隣国から大挙して押し寄せるサポーターの力を得て、得意のサイドアタックで対戦相手を苦しめそうだ。
北中米カリブ海王者クルス・アルス(メキシコ)とアジア王者となったウェスタン・シドニー(豪州)の勝者は準決勝でレアル・マドリーに挑むことになる。クルス・アスルは南米王者クラスとメキシコ代表の常連メンバーをズラリとそろえるタレント軍団だが、国内リーグでリギージャ(8チームによるプレーオフ)を逃すなど、調子はやや下降気味。ACLで広島(日本)、広州恒大(中国)、FCソウル(韓国)、アル・ヒラル(サウジアラビア)などアジアを代表する強豪を撃破したウェスタン・シドニーが準決勝に勝ち上がれば、アジア王者が世界随一の名門クラブにどこまで戦えるのか、貴重な試金石になる。
TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ モロッコ 2014 試合スケジュール
12月10日(水)28:30〜 【日テレG+放送時間 12月12日(金)22:00〜24:45】
① 開幕戦 マグレブ・テトゥアン vs オークランド・シティFC
12月13日(土)25:00〜 【日テレG+放送時間 12月14日(日)18:45〜21:30】
② ①の勝者 vs セティフ
12月13日(土)28:30〜 【日テレG+放送時間 12月15日(月)18:45〜21:30】
③ クルス・アスル vs ウェスタン・シドニー
12月16日(火)28:30〜 【日テレG+放送時間 12月17日(水)22:00〜24:45】
④ ③の勝者 vs レアル・マドリー
12月17日(水)25:30〜 【日テレG+放送時間 12月19日(金)22:00〜24:45】
⑤ 5位決定戦 ②の敗者 vs ③の敗者
12月17日(水)28:30〜 【日テレG+放送時間 12月20日(土)22:00〜24:45】
⑥ ②の勝者 vs サン・ロレンソ
12月20日(土)25:30〜 【日テレG+放送時間 12月22日(月)16:00〜18:45】
⑦ 3位決定戦 ④の敗者 vs ⑥の敗者
12月20日(土)28:30〜 【日テレG+放送時間 12月22日(月)18:45〜21:30】
⑧ 決勝戦 ④の勝者 vs ⑥の勝者
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(BLOGOLA編集部)
2014/12/10 17:03