熊本では藤本主税、吉井孝輔、原田拓が引退となったが、J1でも元代表の引退が発表されている。鹿島の中田浩二選手の引退について、同期入団だった山口武士コーチに話を聞いた。
「浩二から直接LINEで連絡をもらいました。こっちからは『現役生活お疲れさま』と返して。まだどうなるか分からないけど、鹿島で頑張ると言ってました。僕は映像をまだ見てないんですけど、セレモニーで(小笠原)満男が泣いてたという話も聞いて、ちょっと驚いたんですけどね。まぁ、自分としては鹿島では満足いくプレーはできなかったけど、ライバルとして一緒にプレーした仲で、プレーはもちろん、その姿勢や人気の面でも鹿島の一時代を支えたというか、歴史を作った人物だと思います。スケールの大きな選手で、特別足元が上手いとかスピードがあるっていうタイプではなかったけど、技術もしっかりしていたし、冷静に状況を把握して、安定したプレーをしているのはすごいなと、いつも思っていました。リーダーシップもあったし。僕が鹿島を離れて、違う舞台でサッカーを続けることになった時も同期の皆が応援してくれて、自分にとってはそれも支えになっていました。これからも頑張って欲しいし、また試合を通してでも会えたらと思います」
(熊本担当 井芹貴志)
2014/12/10 16:42