リーグ戦が終了し、残りは天皇杯のみとなった12月初旬から、澤昌克選手の調子がうなぎのぼりです。「今年一番、良いくらいだった」という準決勝・横浜FM戦でも、素晴らしい動きでチームをけん引しました。
その秘訣(ひけつ)はなんなのか。決勝を前に直撃してきました。
――コンディションが良さそうです。好調の要因を、どう捉えていますか?
「10月の途中から、練習前の準備、練習後のケアと昼寝、それと午後10時前には寝る生活にして、その成果が出ています。幼稚園に通っている上の娘が寝るのが早いので、それに合わせたのがきっかけです。つられて下の子も、それに嫁も入って来て最近は(布団の中で)4バックを形成して寝ているんですよ(笑)。
並びは左から、嫁、娘、息子、そして澤。でも、真ん中の2人の入れ替わりが激しいんです。寝ている間にボクと娘と息子でトライアングルを形成して、嫁がフリー状態のこともありました。
仲良くできていますよ。睡眠不足にもなっていないですしね。家族には感謝しています。でも、たまに顔面にヒールキックが飛んでくることもあります(笑)。
そうそう、この前、嫁がさらわれる夢を見たんです。それを夢の中で助けようとして、さらったヤツを追いかけて行って殴ったら、実は現実でも寝ながら嫁を殴っていたみたいで・・・。『何すんのよ!』って怒られました。でも、『これは助けようとしただけだ』って弁解しています。嫁への愛で助けようとしたんですがね・・・。あの夢、続きを見られていないんです。じゃあ、ハッピーエンドは1月1日にってところですかね」
途中で話があらぬ方向へとそれて行きましたが・・・、好調の要因は澤ファミリーが形成する夜の4バックだった、ということで。
澤選手の言う通り、明日の決勝で、今季のチームはハッピーエンドで終われるでしょうか。
(柏担当 田中直希)
2012/12/31 17:52