
本日、石神直哉選手の期限付き移籍期間満了が公式に発表されました。
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39試合に出場して1得点12アシストと大活躍。シーズン終盤近くまでチーム戦術をうまく表現できずにいた中、石神選手の高精度キックを起点にセットプレーで泥臭く勝点を積み重ねたおかげで、苦しい混戦の昇格争いに絡み続けることができました。
今季の総得点59のうち、実に47.5パーセントにあたる28点がセットプレーから。そのうち石神選手が直接アシストしたのは、FKからが3得点で、CKからが5得点。石神選手のCKからのこぼれ球などを押し込んで挙げたのが3得点。また、オープンプレーでも4アシスト、自らのCKを直接ゴールに吸い込ませた1得点と、貢献度は圧巻です。
(※データは1月15日発売となる「2012 エルゴラ YEAR BOOK」の資料に基づいています。)
その実績から、第26節愛媛戦終了後のヒーローインタビューで、神奈川大の後輩でもある三平和司選手に「伝説のキッカー」と名づけられた石神選手。三平選手の今季14得点のうち6点が、石神~三平の「神大ホットライン」からでした。
試合中に最終ラインとウイングバックの両方を務めるユーティリティー性を生かして、交代カードを節約しつつ布陣を活性化するのにも、一役買ってくれました。同じ左サイドとはいえ、役割も違ってきます。「前半と後半とでポジションが違うとさ、慣れるまでちょっと時間がかかるんだよね。だーっと攻め上がって、定位置に戻ったつもりでいたら、あ、違ったとかさ」と笑っていた姿が目に浮かびます。
存在感の大きさは、ピッチだけではありません。練習終了後に戦術について語りあう輪の中心には、宮沢正史キャプテンと並んで必ず、石神選手の姿がありました。離れた場所から見ていても真剣さが伝わってくる身振り手振りの大きさは、最終ラインから左サイドを駆け上がってクロスを上げるダイナミックさそのもの。経験豊富なプレーヤーながら誰とでもフランクに接する「アニキ肌」で、後輩たちから慕われていました。
実はエルゴラッソ的にも、石神選手には随分助けていただいてます。まだ戦術の育ち切れていないシーズン序盤から何度も突っ込んだ質問をさせてもらって、最初はちょっと答えづらそうなときもありましたが、あらためて「いつもスミマセン。いろいろ教えてください」とお願いしたときを境に、その日のトレーニングや試合について、懇切丁寧に説明してくれるようになったのでした。チームの狙いについて理解を深めるにあたり、石神選手を頼ったことは本当に多かったです。
チームの納会の直前、クラブハウスで車に荷物を積み込んでいる石神選手に偶然会い、むちゃを承知で「来季も大分で?」と突撃したら、「そうなれたらいいけどね」と一言、答えてくれました。翌日のファン感謝祭では、後輩たちの出し物に、誰よりも大爆笑していた石神選手。最後まで答えにくい質問に真摯(しんし)に答えさせてしまってごめんなさい。
来季は東京Vでプレーする石神選手。09年のC大阪、12年の大分に続いて13年は東京Vを昇格へと導くのかもしれません。怒濤のオーバーラップ後に定位置に戻るときも、プレースキックのボールをセットするときも、いちいち無駄にカッコよかった、身も心もイケメンな男。来季は緑のサポーターのハートを、男女を問わずくぎ付けにすることでしょう。
ガミさん、J1昇格へと力を尽くしてくださって、本当にありがとうございました。ますますのご活躍を祈ります。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2012/12/24 16:49