オフが明けた7日、神戸は全体練習を再開。休み明けながらしっかりとしたボールトレーニングを行うなど、2時間みっちり汗を流した。
前節のJ1第31節・鳥栖戦の翌日には、安達亮監督の今シーズン限りでの退任が発表されたが、「この時期はいろいろなニュースが出るが、それに踊らされないようにと選手には伝えた。グラウンドで100%でやるしかないんだから」と安達監督は話した。
そんな指揮官の想いを選手たちは受け止める。小川慶治朗は、「監督が言っていたのは『タイトルを狙えると思っている中で取れなかった。クラブのために仕方ないこと。ただ、次につながる交代だし、これをプラスにして残り3試合がんばろう』ということ。ミーティングは一つでも上を狙おうという(安達監督の)気持ちを感じるものだったし、監督以上に強い気持ちを出していく雰囲気になった」と、共闘の意思が高ぶる様子を伝えている。
泣いても笑ってもラスト3試合。チームとして、選手として、「良い方向にむかう姿勢を見せたいですね」と高橋峻希。熱く戦ってきた神戸のシーズンは、オーラスへ向けてさらなる熱気に包まれそうだ。
(神戸担当 小野慶太)
2014/11/08 07:00