杉本大地にとって、磐田は中学年代(ヤマハジュビロSS浜松)を過ごした古巣だ。高校から京都U-18で心身を磨いてトップチームへ昇格。年代別代表への道も切り開いたが、古巣に対しては特別な気持ちがあるという。
中学3年時に指導を受けた半場康好さんなど、「お世話になった人たちもいる。京都に行って成長した、これだけできるようになったんだ、という事を証明したい」と意欲を見せている。
当時はヤマハスタジアムで行なわれたトップチームのボールボーイを務める機会もあり、「いつもゴール裏を選んで(川口)能活さんにボールを渡していました」と振り返る。また、「京都との試合を担当したこともありますよ。あの時は水谷(雄一/現・富山)さんがGKでしたね」というエピソードも。
ヤマハスタジアムでのプレーは、「育成組織の他の支部との交流戦で、15分ハーフとかでプレーしたくらい」。真剣勝負の公式戦では初めてとなる。「今度は僕がボールボーイに見られる立場。上位チームである磐田には負けられない」と思い出の地での勝利を誓った。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/10/24 07:00