前節・福岡戦(3○0)は内容、結果ともに完勝といっていい試合だった。「(8日の練習は)福岡戦で良かった自分たちの距離感や、どれだけコンパクトにやれるかを復習した。相手がどう来てもそこをやることがいまは大事なところ」(関塚隆監督)と、一つのモデルケースになりそうだ。
福岡戦では縦に早めに入れる攻撃と複数人のコンビネーションによる攻撃を効果的に使い分けた千葉。関塚監督は「ゲームを支配して勝つためには何をしなければいけないのかということ。それはスタイルだけではない。相手があって、使い分けをできるのがサッカー。それを持っていないと、これから上に行くのは非常に難しい」と語り、ここに来ての進歩に納得の表情を見せた。
とはいえ、主将・山口慶が「最近は1試合1試合が違う試合になってばかりなので。相当意識して入らないと、こういうのは続けていけない」と警鐘を鳴らすように、継続性に難があるのも事実。まずは今節・札幌戦で“継続”を見せたい。
(千葉担当 片村光博)
2014/10/09 07:00