今週になって明るいふたつの笑顔が練習場のピッチに帰って来た。関根永悟と曳地裕哉だ。
関根はシーズン序盤こそ3試合にスタメン出場したが、以降はグロインペイン症候群などに悩まされ、別メニューでの調整が続いていた。曳地はシーズン始動当初からコンディションが整わず、5月には左肩関節唇の手術をおこない、全治4〜5カ月の診断を受けていた。その2人が揃って今週ついにチーム練習に合流している。
関根は早速、紅白戦のサブ組でプレーし、実戦の感触を確かめながらも随所で関根らしい思い切りの良さを見せた。一方の曳地も児玉、大西、村井らのGK仲間に迎えられ、時折笑顔を見せながら復帰への第一歩に喜びを噛み締めた。今季も残り8試合と残された時間は少ないが、「残りシーズンをフルパワーで行く。全力じゃなきゃ自分じゃない」(関根)、「イチからアピールしてチームのために戦いたい」(曳地)とともに真っすぐ前を見据えていた。
(愛媛担当 松本隆志)
2014/10/03 07:00