かつてG大阪のジュニアユースでともにプレーした仲間との再会を、宇佐美貴史が楽しみに待ちわびている。
「お互いに同じところから育った選手だし、間違いなく鹿島の守備陣を支えている選手」と宇佐美が評するのは昌子源、その人だ。現在は182センチ74キロの堂々たる体格を誇る鹿島の背番号15ではあるが、宇佐美は、「サイズからプレースタイルから当時とまるで違う。源があんな風になっていくなんて当時は誰も想像していなかったと思うんですよね」と語る。
ともに攻撃的なポジションだった当時の昌子について、宇佐美の言葉を借りると、「小さくて、ウルサくて、テクニシャンで、という感じ。(大森)晃太郎みたいなスタイルで、イジられキャラだった」。
攻撃的なポジションで順調にトップ昇格を果たした宇佐美に対して、昌子は米子北高校に進学、ポジションもCBにコンバートされるなど対照的なキャリアを歩んだが、宇佐美はかつての友に対するリスペクトを隠そうとしない。「自分のポジションを探しながら、代表にも入って行けるようになったので凄いなと」。
今節のJ1第27節・鹿島戦での顔合わせが、プロ入り後、初対戦となる。リスペクトはしながらも、「1対1になれば100%抜ける」と早くも闘志を燃やしている。
(G大阪担当 下薗昌記)
2014/10/01 19:20