前節・讃岐戦は相手のシュートを3本に抑えながらも、守備に人数を割く讃岐ディフェンスを最後まで打ち破れずに悔しいスコアレスドロー。これで3試合勝利から遠ざかった形となる。
首位の湘南が引き続き好調で、近々J1昇格決定の報も届くと想像される。そうなると必然的に松本にさらなる注目が寄せられることになるが、「われわれとしてはやることはブレない」と反町康治監督も釘を刺す。
選手たちも、いまの状況に浮かれる様子も重圧を感じる様子もないようだ。犬飼智也は言う。「リトリートしてくる相手との試合はウチの課題で、スペースがあるほうが生きるのも事実。ただ(今節の)北九州戦もやることは変えずに、自分たちらしく裏を狙いたい」と、あくまでも“自分たちのできるサッカー”を貫き通す覚悟だ。
また、北九州躍進の要因の一つである池元友樹と原一樹の2トップについても「向こうのストロングな部分を抑えることができれば負けることはない」(犬飼)と封印を誓った。今節の上位対決を前に、選手たちは下を向いていない。
(松本担当 多岐太宿)
2014/09/21 14:03